俺にはできないUE4(UE4休止中)

Unreal Engine 4でゲームを作ったりする備忘録だったり、ただの日記だったりする

足らぬ足らぬは欲望が足らぬ

 何か作ることのリハビリとして日記を書いていくつもりだったが、土日はすっかり忘れていてしまったのだった。日曜は用事を早めの時間に済ませてUE5を触ってみようと思っていたのだったが、これもイカをやるなどしていてだらっとやらずにいたのだった。あまり良くはないが、気にしすぎても仕方が無いのでまた次だ次。

 しかし、やるにしてもある程度の目標が無いといまいち締まらない。UE5の新機能に触れるのはまあ楽しそうではあるものの、新技術を見て大喜びするタイプのテックオタクではないので。それを使って何をするかが大事なのだが、いやしかしどういう機能が追加されたのか確認しない事にはどうにもならんな。とりあえず見るか。

 新技術と言えばAIお絵描きが流行っている。新PCはその辺も見据えて若干良いグラボにしてみたのであるが、結論から言うとAIお絵描きの導入は失敗した。いくつかのWebサイトを見たりしてアナコンダやらミニコンダやらWebUIなど入れてみたのだが、どれもこれも途中で失敗する。Windows11だからなのか、何かあって当たり前の必要なものが無いのか、環境変数とかその辺りの問題なのか、それらの変更をセキュリティソフトが邪魔してるのか、なんだかよく分らんまま、そこまでの情熱も無いので諦めてしまったのだった。

 これで自分が極めてニッチな性的嗜好の持ち主だったり、とにかく金が欲しくてAIにエロ画像を作らせて同人DL販売で売ろうなどと企んでいたなら、もう少し頑張ったのかもしれない。欲望が足らない。欲望を満たせないままでいる事に慣れすぎてしまった。

好きなPCゲームを薦める話:Return of the Obra Dinn

 4日目にして眠くて書くネタが思いつかないので、貯金的なものを切り崩していこうと思う。Steamなどで買ったゲームのお薦めです。PCゲームと書いたものの、今どきはSwitch版やPS版もあるんじゃなかろうか。多分ある。

 オブラ・ディン号の帰還である。ジャンルは推理+ウォーキングシミュレーター的なやつ。ウォーキングシミュレーターというジャンルに聞き覚えがない人に説明すると、作品世界の中をウロウロするアクション要素の低いゲームの事である。

 さて、ゲームの内容だ。舞台は19世紀初期のイギリス。かつて様々な交易品を積んで出航し消息を絶ったオブラ・ディン号が、突如無人の帰還を果たした。プレイヤーは保険調査員となって、遺体があったりなかったりする乗員乗客の顛末を調査・推理し、保険料の査定をする。査定の方は名前と死因(殺人の場合は犯人も)を特定すると勝手に決まるので、誰がどのように死んだかを調べるのがメインだ。

 さてどんな科学調査をするのかと思いきや、謎のファンタジーアイテムによって時を遡り、対象が死んだ瞬間に立ち会える。なら楽勝じゃねーかとお思いだろう。実際、初期の何人かは楽勝だ。ところがその後、急に難しくなってくる。どれが誰なのか分からんのだ。名前の特定にには名前・役職・国籍だけ書かれた名簿と、乗船していた画家の描いた数点の絵、そしてわずかに聞ける死ぬ直前の会話情報を駆使し、あとはひたすら現場を観察して脳を酷使して頑張るのみだ。

 このゲームの面白いところは完全な理詰めだけではないというところだ。しいて言えばジグソーパズルに近い。先ほど名前が分からないと書いたが、乗員乗客の数は有限であるし、人種や役職も様々だ。なので、残り人数が減ってくると「もう中国人っぽい外見の乗員はこいつしかいないからこいつだな」「名前と役職が分かっているこいつと同じ格好をしているあいつは、多分同じような役職だな」といった推測でかなり絞り込めるようになる。ジグソーパズルのように四隅と四辺を先に埋め、あとは比較的分かりやすいところから、という戦術が使えるわけだ。ただし、賢い人ならばそんな手を使わずに、理詰めだけで解けるようになっている、らしい。一方、私は”そんな手”を使った。

 このゲームの良さは他にもある。まず独特なモノトーンのグラフィック。一定以上の年齢の人はゲームボーイMacintoshHyperCardなど思い出すかもしれない。モノトーンといっても独特の美しさがあり、推理に必要な要素もちゃんと見えるようになっている。

 そして音楽もいい。静かに波音が響く現代パートと、様々な死の場面に合わせたBGM。雰囲気に合わせて着実に盛り上げてくれる。そしてちょっと生々しい効果音。キャラの出身地ごとの言語や訛りも出している、死の直前のわずかな音声。

 欠点もある。まず、割とグロい。船の上には白骨がゴロゴロしてるし、死の瞬間は死因博覧会とでも言いたげに、様々な死因を披露してくれる。モノトーンのグラフィックのおかげで軽減されているものの、グロいものはグロい。そういうのが苦手な人は注意だ。

 さらに、分からん時は本当に分からん。優れた知能やじっくり何度も見返すような根気強さが無いと、私のように割と当てずっぽうな作戦に出ることになる。そんなやり方はプライドが許さんが、じっくり取り組む時間は惜しいという人は注意かもしれない。ならイカでもやった方がいいと思うけど。

 

 とまあこんな感じだ。本当は絵とか動画とかアドセンスとかガンガン貼った方が見栄えがいいのかもしれないが、ちょっと読んで気になるならSteamの方で動画やレビュー見た方が早いよきっと。あと俺が平日夜にかけられる時間に限度があるのでな。まあ、やってみると楽しいよ。おやすみ。

イカの話

 日記も三日目だ。そろそろゲームの話でもするか。しよう。しよう。そういうことになった。

 イカのゲームをやっている。あの名作ゲーム『洞窟物語』の開発室Pixelが作った『いかちゃん』ではなく、世間で流行りのご存じのアレ、『Splatoon3』である。本当は発売日に買おうと思ったのだが、生憎とSwitch本体を入手しておらず、さりとてそんなタイミングで購入できるべくもなく、世間からほぼ1か月遅れでつい先日始めたところだ。

 1は腐るほどやった。実際、やった時はいろいろと腐っていた。腐った無職として思う存分楽しんでいた。楽しんでいたのだが、自分が多少なりとうまくなってきた自負と共に、負けるのが嫌で嫌でたまらなくなってきて、そんな自分の心が曇ってきていたのか当時参加していたイカコミュニティもなんだか嫌になって、そうしてやめてしまった。プレイ時間は1年やらないうちに1000時間を超えていたが、無職としては慎ましい方だろう。実際、平日昼間にプレイして無職だと思われたら恥ずかしいし……などと謎のプライドを発揮したりもしていた。そういうとこだぞ。

 そんな訳で2はイカにうんざりしていたのと、無職で金が無かったのと、金が無いのとは別にSwitchが手に入らないのもあり、買わずにいた。ヒーローモードだけ友人にプレイさせてもらったけど。ともあれ、2の記憶は薄い。

 

 そして3である。つらくもあったがそれ以上に楽しい思い出のあるイカ。幸い今は無職で無いので、Switchの1つや2つ買う余裕はある。そうしたタイミングにたまたま本体を購入できたので、ついでにササッと買ってしまった。エルデンリングをまだクリアしていなかったけど買ってしまった。でももう狭間の地の地図は全部埋まったっぽいしええやろええやろと買ってしまった。ラニ様は許してくださる。

 まずはリハビリも兼ねてヒーローモードだ。なかなか楽しい。2をクリアしてる人向けなのか、序盤からあまりギミックを出し惜しみしない。ジャイロが自分にはやや敏感気味だったのか、スナイプ系はちょっとミスったが、連休2日目にはクリアできた。終盤の展開、アレは良かった。俺の冒険は終わった。いや、対人戦やってねえよ。

 

 で、ようやくナワバリバトルである。初プレイの感想はこうだ。「みんな殺伐としているな。2で鍛えられすぎたのだろうか彼らは(ヒント:明け方4時)。名前がPlayerのままだけど初戦やるまで名乗る事すら許されぬのか。殺伐としているのに初心者丸出しの初期装備Playerくんに負けたチームの彼らのイラつきは幾何であろうか。しかし思ったより緊張して心臓バクバクだな。でも勝ったは勝ったけど活躍してないから思ったより楽しくねーな」そう、思ったより楽しくねーなだった。多分、愛憎の念が入り混じり溢れかえった1の思い出が強すぎたのだろう。でもまー本体と合わせて4万くらい払ったんだしもうちょっと遊ぶか、と。

 そうやってナワバリをプレイし始め、1日4~5戦程度やってはサクッとやめる日々を何日か過ごして来たが、なかなかにストレスレスだ。誰だかのブログだったかTogetterだかブコメだか忘れたが、その人もストレス感じさせにくい作りだと言っていた。確かにそうだ。

 まず、負けた時にショボボーンとした味方陣を映さない。リザルトで敵味方のランクも無いしフクの詳細も無いので、ショボくれたまま「低ランクヘボ装備のこいつのせいで負けたに違いない」という無様な責任転嫁が始まらない。ロビーから出れば詳細も見えるが、その頃にはもう彼らと二度と試合うことも無い、好みのフクを搾取するだけの相手である。それから、ホーム塗り1位だの、バトル1位だのとなんやかんや褒めてくれる。よかった探しの達人、愛少女ポリアンナか。そんなポリアンナもといSplatoon3に絆され、なんだかんだと続けてしまっている。

 なかなかいいゲームじゃあないか。アルバイトは怖くてまだやってないし、エルデの王にもなっていないけれど。

または私は如何にして心配するのをやめて日記を書くようになったか

 書こう書こう何か書こう。なろうなろう小説家に……ではなく、なろうなろう明日なろうと考えるだけのまま歳を重ねてきて、結局行動し続けるしかないんだよなあと今更悟り、さりとて明確な何かも無いまま目の前の無限の選択肢にうんうん悩み続けて何もしないままよりは、まず書こう、書いているうちにいい感じに自分の欲求とか出てくるのではあるまいか、と考えてまず日記の二日目を書き始めるのだった。とか書いている間に日付が変わった。

 自分が作りたいものはかつてはゲームだった。今はよく分からない。脳内で自分の理想のゲームらしきものを愛でると、それで満足してしまうからだ。それを実在するソフトとして成り立たしめる欲求が無い。それを遊んで喜ぶ人々のイメージが無く、誰かに遊んで欲しいという欲求も無ければ、楽しんでもらえる自信も無い。それなりのモノを作る自信はあるが、それなりなので100万本とか売れているゲームを買った方がいいだろと思ってしまう。Steamを見よ。溢れんばかりのそれなり以上のゲームたち。そして、一人で商品としてゲームを完成させた事もない癖に、他人のゲームをそれなりなどと!

 ではゲーム以外ならどうなのか。無い事も無いが、やはりゲーム同様に、世界で自分にしか作れないモノを作ろうといった気概が無い。何もそこまでやる必要はないし、やる気はしょせん幻想だが、余りにモチベーションが無いならサラリーマンの方がマシであろう。最低限の事をやっていれば給与は貰える。そんなうらぶれた大人の見本みたいになってしまった。

 インターネッツの情報の飽和攻撃に脳のメモリをやられてしまったのかもしれないし、ただ世間並みに幼児的万能感を失っただけなのかもしれないし、年を食ったせいで更年期さんこんにちはしたのかもしれない。いずれにしても、そんな状況下で一縷の望みを掬い上げようと日記を書くのだった。日記として客観的に見るようになれば、他人様の文章をあーだこーだと陰湿にこき下ろすなどの行為を日々行う自分を意識する事もやぶさかでない、はてなブックマーク利用者の一人として、見えてくるものがあるかも知れないじゃあないか。最近は見出しだけ読んで完結する人も多いけどな。本日の見出しは、映画『博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』のパロディである。終わる。

何も作らないまま、リハビリとして日記でも書き始めたい

 無職の時にUE4やGameMakerStudioで作っていたゲームを放り投げて何をしているかと言えば、働いている。なんかUE4を使って色々やるお仕事。

 仕事はつらい。今の仕事がつらいというよりは仕事全般、というよりもはや人生がつらいのだが、日々の楽しみはあるのだし、そもそも「ハァハァもう貯金も無いし、でも働きたくもないし、ゲームを作って一発逆転だぜ(特に計画はない)」みたいな事を考えているやつにUE4を使う仕事があるだけで十分恵まれていると言える。幸運のパラメータだけ妙に高い。働く必要がない環境にならない程度には高くない。

 ともあれ仕事でUE4を使ってあれやこれやしていると、どうにもプライベートでUE4を使ってあれやこれやしたいという気にはなれない。世の中にはプライベートでもガンガン開発する人もいるのだが、生憎と自分はそういうタイプでは無かったようだ。寝る前にお布団の中でゲームシステムを考えるのが限度であった。

 そういったわけで、UE4でこんな感じで簡単なゲーム作れるぜ講座的なものを兼ねたゲーム制作であったり、HumbleBundleで$1で入手したGameMakerStudio(1の方)を使ってメトロイドヴァニア風ゲームを作るだのいった事は、モチベーションと共に虚空の彼方へ消え去って日々を過ごしております。その節は大変申し訳ございません。こうして、私は仕事のおかげで、一切の罪悪感なく無感情で申し訳ございませんという言葉を繰り出す事を習得した。いや、この件に関しては申し訳なさはありますけども。

 一方で仕事のいいところはお金が手に入るところである。それだけが仕事の価値ともいう。元々貧乏性で、なんなら金を使う事に対して罪悪感を覚えるくらいの自分なので、気が付くと金が貯まっていて、そこへ以前の記事にあるところのUE4を動かすにはスペック的に厳しいPCのご臨終が近づきつつあったため、PCを新調した。たまたま世間ではAIに絵を描かせようだのなんだの流行っていたり、友人にやろうぜーと言われていたエルデンリングが全く動かないPC環境だったこともあり、奮発してRTX3080を摘んだりしてみた。エルデの王に、俺はなる。

 

 とまあ、こういう感じで日記を書いていたりすれば、そのうち何か作って人に見せたい欲が出るのかもしれないと期待している。俺の理性は「期待しているじゃねえんだよ、やれよ。やる気なんていうのは、時間と一緒で人間が勝手に想像したものであって実在しねえんだ。やった事に対して脳がああだこうだと理由を付けているだけなんだ。やれ。いいからやれ」と言う。明日はどっちだ。

もはや脱線期間の方が長い

 脱線して作ってるアクションゲームの方が調子いい感じになってきて、かつUE4の方はPCスペック的に少々つらいところがあり、順調に脱線が続いている。ここまで来たら、完成させた売上でPCを新調してUE4に対応したい。

 ただ、UE4でやったことの半分も文章化していないので、そちらも忘れないうちに書いておく。

 

f:id:fncl:20190310183759p:plain

 

さっそくUE4の学習から脱線している

 グラボが貧相すぎてちょっとテストプレイするだけでもGPU使用率が100%から下がらず、パッケージ化したものを起動した日にはカックカクでまともに遊べたものでは無く、こりゃさっさとグラボ買わねば(しかし金は無い)という状況だったりしているのもあり、かなりダレている。

 

 今は気分転換にUE4に比べると超軽いGameMakerStudioをいじって遊んでいる。8ビットライクのチープなグラフィックで、赤ずきんが刃物を振り回すメトロイドヴァニア系を作りたい。できれば売ってグラボ代稼ぎたい。

 

f:id:fncl:20190218203813p:plain